大腸の疾患について
大腸の疾患に対する検査
1)大腸ファイバー;検診により、便潜血陽性でチェックされた方は、原則的に、公的病院に紹介しています。大腸ポリープ切除には、入院が必要となります。なを、当院には、入院施設がありません。大腸癌による死亡率は、近年高く、悪性腫瘍中、男性では第4位、女性では第1位となっています(平成17年度厚生労働省人口動態統計)。腹部症状(便秘、下痢、腹痛、下血など)のある方や、大腸検診(便潜血反応)で異常を指摘された方は、大腸内視鏡をすすんで受けましょう。
注意点;便潜血反応(ヒトヘモグロビン)は、早期大腸癌や右側結腸癌(奥深い部位)で陰性となることがあり、要注意です。
大腸の疾患に対する治療
1)感染性腸炎;比較的急激に来る、腹痛・水様性下痢・嘔気・嘔吐が主な症状です。経口剤(抗生物質)、点滴で治ります。特に、血便時には要注意です。
2)過敏性腸症候群;男性で下痢主体の過敏性腸症候群では、新しい薬剤が服用可能となりました。